資格取得情報ブログ
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 傘の季節に強い味方…豊富な知識「アンブレラ・マスター」始動 新宿高島屋(東京都渋谷区)の傘売り場には、アンブレラ・マスターがいることを伝えるマーク表示がある。同店の有資格者は2人。傘の販売担当歴5年の坂本千恵子さんは、その1人だ。昨年11月に実施された初の認定試験に合格し、今年1月に認定された。 坂本さんは「以前も自分なりに傘の勉強をしてはいましたが、お客さまに質問されて答えられなかったこともあります。資格を取ったことで、お客さまの用途にあった傘を勧めやすくなったばかりでなく、バイヤーに『こんな商品がほしい』と積極的に提案できるようになりました」と話す。 傘製造メーカーの真田商事(同)では、営業職を中心に社員12人が資格を取得した。社長の真田博さんは「社員教育に役立つ。洋傘は海外生産品が多く、製造工程を実際に見たことのない社員もいるが、教材などを使い、社員には居ながらにして詳しい知識を身につけてもらえる」と話す。 ◇ アンブレラ・マスター認定制度を創設したのは、国内の製造メーカー約50社が加盟する日本洋傘振興協議会。百貨店や量販店、洋傘専門店の販売員や流通担当者、それに加盟企業の社員らを対象としている。 初の認定試験で誕生した「第1号」は全国で268人。有資格者は、洋傘の種類や機能、素材、製造技術、正しい使い方、ケア方法、修理時の対応など幅広い知識に精通し、客が求める情報や製品、サービスを適切に提供する役割を担う。 資格の取得には、講習会を受けたうえで認定試験に合格することが必要。また、新しい技術に対応するため、更新には5年ごとに講習会と試験を受け直す必要がある。 協議会広報事務局の上野宏之さんは「洋傘は精密機械のような部分もあり、実は修理の需要が多い製品。例えば、骨が1本折れただけでも、全部の骨を交換しなければならないケースもある。こうしたときに、専門知識を持ったスタッフが対応することで、顧客からの信頼に応えることができる」と話す。 ◇ アンブレラ・マスター制度の導入には、協議会が定める品質基準「JUPA」にのっとった洋傘の普及や、本格志向の製品市場を活性化させたいとの狙いもある。 協議会の推計によると、洋傘の年間市場規模は1億2000万本。高級品も含め、生産拠点を中国に移す国内メーカーが相次ぐと共に、「ビニール傘」に代表される安価な輸入品に押され、市場は価格破壊の波を受けている。老舗が多い協議会の加盟社のほとんどは家族経営などの中小メーカー。このため、廃業を余儀なくされるケースもあり、生き残り策は業界全体の課題となっている。 また、百貨店などの傘売り場は数社の製品がまとめて置かれている。このため、メーカー側から個別の販売方法などを提案しにくい実態がある。そこで、売り場の活性化にもつながる新たな手法が求められていた。 上野さんは「国内のメーカーは価格競争をするのではなく、使う人が満足感を得られるようなファッション性や機能性を重視した開発で、活路を見いだそうとしている。アンブレラ・マスターには、そんな洋傘の魅力を消費者に伝えてもらいたい」と話している。 ◇ ≪洋傘の主な注意点≫ ◎長傘は2、3度軽く振って生地をほぐしてから開く ◎折りたたみ傘はシャフト(中棒)を完全に引き出してから開く ◎ゴルフクラブのように振り回したり、杖(つえ)代わりに使わな い。 ◎遠心力が大きな負担になるので、広げたままクルクル回さない ◎使用後の水切りはやさしく ◎使用後は広げた状態で陰干しにして、十分に湿気を取り除く ◎たたむときにこすり過ぎると、生地表面の撥水(はっすい)やUVカットの加 工に傷がつき、機能が低下するので、やさしくたたむ (日本洋傘振興協議会の資料を基に作成) (2007/06/06 08:29『Sankeiweb』より) PR ![]() ![]() |
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